アンドロイド版『三人姉妹』

青年団+大阪大学ロボット演劇プロジェクト、アンドロイド版『三人姉妹』の上演が10月20日から吉祥寺シアターにて行われます。らくだスタジオでは、研究用映像資料の撮影として本プロジェクトに関わらせていただいています。

出演するアンドロイドは「ジェミノイドF」と「ロボビーR3」です。ジェミノイドFはニュースで取り上げられているのを再三見ており、日本のアンドロイド技術はすごいなあと思っていましたが、実際に見てみると精巧さに驚きました。特に撮影中にカメラをとおして見ていると、ふとアンドロイドであるということを忘れてしまうほどです。

平田オリザさんの演出する青年団の演劇では、会話の微妙な「間」やタイミングというのが演出上とても重要になっており、ジェミノイドFやロボビーR3がこの高度なやりとりについていけるのか、というところも見所のひとつだと思います。自然体に振舞っているように見える役者さんたちも、立ち位置や動くタイミングはすべて計算された演出が施されています。ロボビーの動きはリモコンではなく自律して動いているようなので、このタイミングに合わせるのは大変そうです。

詳しいスケジュールや、チケットの予約などにつきましては、吉祥寺シアターや青年団のホームページをご確認ください。
(中岡)

吉祥寺シアター、2012/10
吉祥寺シアター、2012/10

アンドロイド版『三人姉妹』
原作:アントン・チェーホフ
作・演出:平田オリザ
テクニカルアドバイザー:石黒浩(大阪大学&ATR石黒浩特別研究室)
2012年10月20日(土)~11月4日(日)、吉祥寺シアター

かつては家電メーカーの生産拠点があり、大規模なロボット工場があった日本の地方都市。
円高による空洞化で町は衰退し、現在は小さな研究所だけが残っている。
先端的ロボット研究者であった父親の死後、この町に残って生活を続けている三人の娘たち。
チェーホフの名作『三人姉妹』を翻案し、日本社会の未来を冷酷に描き出す、アンドロイド演劇最新作。